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ワークショップ
リアルタイム地震情報伝達システム -今後の産官学連携のために-
2月23日に防災科学技術研究所と共同主催した「リアルタイム地震情報伝達システムに関するワークショップ」は、盛会のうちに終了いたしました。
事前登録者は157名。当日の参加者は140名。全国から研究者、自治体、企業の方にご参集をいただきました。
10:00から18:20まで、途中で帰る参加者はほとんどなく、質問も多数寄せられ、密度の濃い討議が行われました。企画を進めた防災科研には、このワークショップを定期的に開催するように、参加者から要望が寄せられています。
懇親会も44名の参加を得て、終始盛況に終えることができました。
(PDF)
■開催主旨
1995年1月17日未明に発生した阪神淡路大震災は、地震の恐ろしさを再認識させる結果となりました。このような大地震の被害を軽減するためには、国や自治体を主体とした地震防災を推進すると同時に、日常から私達が地震に対する心構えを持てるような地震情報の提供が必要です。この大震災を契機に、日本列島を均一に覆う地震観測網(高感度地震計、強震計、広帯域地震計)の整備が強化され、これらの観測網で得られた膨大なデータの解析結果等はホームページを通じて公開されています。
このワークショップでは、現在どのようなデータが利用可能であり、リアルタイム情報のためにどのような研究が進められているかを分かりやすく説明し、今後、地震情報として何が必要とされるか、地震災害軽減のために研究機関、自治体、企業などがどのような連携をとるべきかなどを議論します。
■開催日: 2001年2月23日(金)
10:00〜18:00 会議
18:00〜19:00 懇親会
■会場: つくば国際会議場(エポカルつくば)
会議/中会議室201
懇親会/小会議室304
■主催: 防災科学技術研究所
つくばサイエンス・アカデミー
■参加費: 無料。事前申込みが必要。
懇親会/1000円
■プログラム
◇午前の部 10:00〜12:00
「地震が起った時、災害をどれだけ減らせるか」
司会: 石田瑞穂(防災科学技術研究所)
講演1 地震と防災情報 10:00〜11:00
廣井脩(東京大学社会情報研究所)
講演2 地震警報と情報 11:00〜12:00
中村豊(システム アンド データ リサーチ)
◇午後の部 13:00〜18:00
「リアルタイム地震情報伝達」に関するワークショップ
地震災害軽減を目的とした地震情報を提供するため、現在どのようなデータが利用可能であり、どのような情報が必要とされているのか、また今後、研究機関、自治体、企業などがどのような連携をとって地震情報伝達システムを構築していくべきか等を実際に関わっている人達を中心に議論する。
司会: 石田瑞穂(防災科学技術研究所)
開催挨拶: 片山恒雄(防災科学技術研究所) 13:00〜13:10
氈@USAにおけるリアルタイム地震情報と防災 13:10〜13:30
金森博雄(カリフォルニア工科大学)
日本におけるリアルタイム地震情報と防災 13:30〜18:00
1 防災科学技術研究所 13:30〜14:55
・高感度地震観測網: 小原一成
・強震動観測網: 藤原広行
・広帯域地震観測網: 福山英一
・リアルタイム情報伝達システム(ROSE): 石田瑞穂、大井昌弘
・地震動推定: 久田嘉章(工学院大学)
・被害推定: 澤飯明広(構造計画研究所)、大井昌弘
・防災研究データセンターの展望: 笠原敬司
休憩 14:55〜15:10
2 地震予知情報センター: 15:10〜15:30
菊地正幸 (東京大学地震研究所)
3 気象庁: 15:30〜15:50
横田崇 (気象庁総務部企画課)
4 横浜市: 15:50〜16:10
大塚俊昭 (横浜市総務局災害対策室)
5 東京都: 16:10〜16:30
小川好 (東京都建設局道路管理部)
6 地震情報緊急伝達システムの研究開発: 16:30〜16:50
蝦沢勝三 (日本原子力研究所)
7 リアルタイム地震情報の活用: 16:50〜17:10
西川正名 (サイエンス ソリューションズ)
8 GISを利用した地震防災システム: 17:10〜17:30
坂上道年 (伊藤忠テクノサイエンス)
9 討論(今後の連携等) 17:30〜18:00
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